10月29日(木)~30日(金)に、4年生での大きな行事の一つ、宿泊学習がありました。
1日目の午前は、浄化センターに行きました。黒東アメニティーの上田さんに、生活排水をきれいな水にする仕組みについての話を聞き、その後子供たちから出た質問に丁寧に答えていただきました。そして、実際に浄化センターの中を見学させていただきました。
子供たちは、流れ込む汚水を見て「きたな~い!」「くさい!」と素直な感想をもち、その後、海に流れる前の最終段階の水を見て「あの汚い水がこんなにきれいになるってすごいね!」!と驚いていました。そして、環境チャレンジ10で学んだことと結び付けて、流す水の量だけでなく、なるべく汚い水を流さないようにしようと話す子供もいました。
1日目の午後からは、あこや~ので過ごしました。入館式を終えた後に食べたカレーライスは、出来立て熱々で、給食と同じくらい美味しく、ほとんどの子供が完食していました。
そして、昼食を食べた後は、チャレンジランキングとバルーンボールをしました。班で協力して活動をしました。特に、バルーンボールは一人の力ではできないので、メンバーと息を合わせ、「せ~の!!」の掛け声でボールを上に上げていました。体育館の2階までボールが上がった時には、どの班も歓声が上がり、子供たちの笑顔をたくさん見ることができました。
午後の活動の後は、ベッドメイキングをしたり、夕飯を食べたり、石鹸作りをしたりしました。石鹸作りでは、「妹には、バナナの匂いにしようかな」や「お母さんは、ピンク色が好きかな」などと送る相手を思いながら作る可愛い姿が見られました。
お風呂もてきぱきと入り、とても上手にお風呂に入っていました。お風呂上がりに浴槽を覗いてみると、腰掛や桶も元の場所に整頓されており、脱衣所にも忘れ物がありませんでした。そして、1日目の最後には、班で反省会を行いました。
2日目の午前は、ユニホックとドッジビーをしました。ユニホックは、初めてする競技でしたが、職員さんの話を聞いてルールを覚え、進んで審判をしていました。
そして、2日目の午後からは、吉田科学館にサイエンスショーとプラネタリウムを鑑賞しに行きました。サイエンスショーでは、光の性質について詳しく教えていただき、子供たちは「おぉ~!!」とう歓声を上げながら実験に見入っていました。プラネタリウムでは、太陽や月、そして星の動きや星座について、とても分かりやすく解説を交えながらお話ししていただきました。
「自分のことは自分でしよう」「友達と協力して活動しよう」「来た時よりも美しく」を目当てに、笑顔あふれる楽しい宿泊学習を目指しました。活動班では、全員役割をもち、自分の仕事を進んで行っていました。とにかく、集合が素早く話を聞くときは、私語をせずに静かに人の話を聞く4年生の姿がたくさん見られました。そして、次の集合場所に移動するときには、「体育館に水筒とタオル持っていかんなんよ~」やシーツを敷いたり畳んだりする時には、「手伝おうか?」などと声を掛け合う姿がいろいろなところで見られました。
今回の宿泊学習で学んだ様々なことを今後の学校生活に生かし、それらの行動が当たり前になるように、継続して指導していきたいと思っています。