10月2日・3日 6年生秋の宿泊学習

初めての「秋の」宿泊学習に6年生が出発しました。

第一日目は、日本最大の落差を誇る「称名滝」を見に行きました。常願寺川に流れる称名側を挟んで両岸に切り立った壁を眺めながら滝つぼまで向かいました。称名滝を目の前にした子供たちは、その迫力に驚いたり、遠くまで届く水しぶきを浴びたりするなど、自然の雄大さを肌で感じていました。その後、国立立山青少年自然の家に到着し、「ポイント探し」にグループごとにチャレンジしました。昨年度の冬にクロスカントリースキーをした不動棟の広場は、秋になるとすっかり景色が違いました。広大な立山のフィールドをグループで協力しながら回ったことで、たくさんの「秋」を見付けたようでした。

夜、この宿泊学習のメインイベントである「キャンプファイヤー」が始まりました。6年生全員で声をかけながら「ジェンガ」を踊ったり、工夫を凝らした班の出し物を楽しんだりしました。今年は、ダンスや怖い話、ジェスチャーゲームなど、内容もバラエティに富み、これまでの練習の成果も感じられ、みんなで盛り上がりました。キャンプファイヤーの火も少しずつ消えかかった頃、それとは反対に、いつの間にか曇天だった空にも薄っすら月の光が垣間見え、あっという間に時間が過ぎました。最後にみんなで「キセキ」を大合唱し、一日を終えました。

第二日目は、家へのお土産と自分の思い出づくりとして「焼き板作り」をしました。木の板に称名滝の風景をインクで書く子供、自分の部屋に飾る看板を作る子供など、それぞれの思いが作品となっていました。最後は、「野外炊飯」で焼きそば作りをしました。薪を割ったり、火を点けたりと役割分担をして、手早くおいしい焼きそばを作りました。家で食べる焼きそばでも、屋台で食べる焼きそばでもない、自分たちオリジナルの味に仕上がったようです。これもまた、野外炊飯で作るご飯や外で食べるご飯、仲間と食べるご飯のよさを感じたのではないかと思います。

今回の宿泊学習は、子供たちの発言から「家でも、学校でもできない経験を!」をテーマに二日間を過ごしました。この「非日常」の特別な経験を、「日常」の生活の中にどう生かしていくのかが楽しみです。これまでの成長に拍手と、これからの成長に期待です。